授業づくりについて

皆さんこんにちは!担任助手の加藤です。

夏休みに入り暑い中課題にいそしんでるのではないかと思います。私も8月下旬から始まる3週間の教育実習に向けて授業づくりに励んでいます。

さて、いきなりではありますが、皆さんは今まで小学校から高校まで様々な授業を受けてきたとは思いますが、その授業がどのように作られているか知っていますか?受けて楽しかった授業もあれば、驚くほどにつまらなかった授業もあるとは思います。

しかし、どんな授業も先生方が一生懸命考えて作り上げています。教育学部を目指してる人にはこんなことをやるのかという参考にしてほしいですし、それ以外の学部を受ける人達にとっても授業を受ける態度が少しでも変わるきっかけになればと思います。

まず、授業づくりをするうえで核になってくるものが「指導案」です。指導案とは、その授業でどのような活動を通してどのようなことを学ばせたいかの計画を書いたものになります。この指導案にも計画内容を細かく書く「細案」と省略した形の「略案」の二種類があります。今回は、小学校の細案を例にしましょう。

細案に書かなければいけない項目として 1.単元(題材)名 2.単元(題材)の目標 3.単元設定の理由⑴教材について ⑵児童の実態 ⑶単元の構想 4.単元の評価 5.単元(題材)の指導計画 6.本時の計画 ⑴本時のねらい ⑵本時の構想 ⑶本時の展開 ⑷本時の評価7.参考資料の7項目を書きます。

5.単元の指導計画では、単元全体をどのように進めていくかを、6⑶本時の展開では、1時間の授業の中でどんな活動を何分して、どのような評価や支援をするのかを具体的に書きます。また、4.単元の評価や6⑷本時の評価は、授業を受ける児童の成績にかかわってくる部分になります。

評価にかかわってくる部分は、各教師が勝手に決めていいというわけではなく、全国で共通した評価規準が決まっています。その評価の基準が乗っているのが、「学習指導要領」というものになります。

学習指導要領には、科目を通じて身につけさせたい能力や評価にかかわる部分が記載されています。教師は授業を作る際にこの学習指導要領を参考にして、授業を作成しているわけです。そのため、皆さんが今まで感じてきた「先生の気分によって成績が変わる」や「あの子は先生に気に入られているから成績がいいんだ」という事実はないのです!

今回は授業づくりの基本となる指導案について書きましたが、授業づくりはこの指導案を書き終わった後に、板書計画、授業で使う教材やプリントの準備、最近だとプレゼンテーションづくりもやらなければいけません。先生方は、皆さんの前で授業をする裏で皆さんに楽しんで授業を受けてもらえるようこんなにも準備をしているわけです。今回のブログで授業に対する見方が少しでも変わればいいなぁと思います。

私は、9月末まで実習で居ませんが、皆さんの成長した姿をみれるようおうえんしてます!

P.S 夏と言ったら…BBQ!!たまにははしゃいでもいいよね(笑)