2024年合格速報 ㊗自治医科大学医学部 現役合格!

 私は、高校入学と同時に医学部を目指して東進に入りました。最初は高田高校に入学したことに浮かれ、ほとんど東進にきておらず勉強もしていませんでした。一年生の10月ごろから高校は本気で勉強しないといけないところだと感じ、東進にも毎日来るようになりました。私が合格できた大きな要因は、このころから東進に毎日来るのを習慣化できたことにあると思います。私は、高校ではバレーボール部に所属していました。練習が終わって車で東進に送ってもらい、車の中で親が作ってくれたおにぎりを食べて19時から21時まで毎日東進にいました。このパターンを習慣化できたのが本当に大きかったと思います。
 受講してよかったなと思う講座は「数学の神髄基本原理追及編」です。この講座の名の通り数学力がつきました。数学力というよりも問題に対して自分が何をするべきなのかという正しいアプローチと自分が今何をしているのかがわかるようになりました。とりあえず両辺を二乗したり、動かすはずのパラメータtを消したり、とりあえず判別式を使うという事が無くなりました。受験で数学を使う上で教科書には載っていないけど知っておくべきことはたくさんあります。そのことがこの講座に集約されています。得るものはとても大きいですが、予習復習は大変です。受講するなら覚悟して挑んでください。
 僕は高校三年の6月まで部活をしていたため、理科が大幅に遅れていました。でも英語と数学には少し自信がありました。英語に関しては3年生の時にはほとんどやっていませんでしたが、模試の偏差値は一番良かったです。「英語は高2のうちにけりをつけろ」東進の渡辺先生が言っていましたが、本当にそのとおりだと思います。僕は、高速マスターは高2の2月までに英単語1800、英熟語750、英文法750、基本例文、上級英単語1000、それに自分のターゲット1900を一通りしました。とにかく高速マスターを早く終わらせましょう。理科は結構遅れをとっていました。高3の春に学校で受けた駿台模試では物理は100点満点で8点でした。化学もそんなによくなく内心、2次試験で理科がある医学部はきついだろうなと思っていました。もしこれを読んでいるあなたが理科がおくれているならまず全範囲をおわらせることをお勧めします。僕は東進では理科の講座は取っていなかったため、宇宙一わかりやすいシリーズを使っていました。物理は良問の風という問題集を使いました。とにかく8月までに全範囲の基礎基本ができれば9月からの単元ジャンル演習を最大限楽しむことができます。この単元ジャンルでどのくらいの量の問題数をこなせるかが勝負を決めます。とにかく量です。量で他を圧倒しましょう。
 受験は思ったよりしんどかったです。僕は共通テストで大失敗しました。一年前にうけた同日体験は55%で今年は72%くらいでした。共通テストの自己採点をした後すぐ、日本全国の医学部の合格最低点を調べました。前期は、ほぼ僕の得点と去年の合格最低点がおなじだった大学に出そうと決めていました。そしてすぐに自治医科の対策を始めました。切り替えるもなにも切り替わりました。共テが終わってから自治医科の一次試験までは正直一番集中したと思います。東進にいて珍しくもうこんな時間かとなるくらいです。前期相当厳しいと内心思っていたので、自治医科に人生フルベットしました。何とか一次試験を通り、2次試験に向けて勉強しました。自治医科は私立ですが、各都道府県に枠が2か3人あり、今年も倍率は15倍くらいだと思います。卒業後に9年間出身都道府県で勤務することにより学費が実質無料になります。親孝行な大学だと思いますが、第一志望には向かないと思います。まず入試問題が特殊です。一次はマークで時間が足りません。2次は英語と数学で、英語は200字要約と200字の意見と100字程度の英作文があります。これも時間が足りません。大事なのはみんなが取れるところを確実にとることです。試験中にこの問題は解けないといけないな、これはみんなとけないなと判別できるようになることが大事です。これをとにかく意識して過去問解きました。そして面接が3回もあります。相当人柄、人物が見られます。面接が得意な僕はこの点は有利でした。2次試験で自治医科大学に行ったとき、入学式にまたくるからと思い、大学の写真は撮りませんでした。このことも自治医科との素敵な縁につながったと思います。
 最後に、僕の原点は井手塾にあると思います。最初、入塾したときには真ん中の上くらいと言われたのを覚えています。井手塾に入って上には上がいることを知り、先生たちのおかげで模試でも塾内で一番取れるレベルまで行けました。そして高田高校の理数科に入れました。お世話になった先生方ありがとうございました。3年間見てくださった石山先生ありがとうございました。学校の面談や家族での会議では何回も他学部を勧められました。でも石山先生だけは僕の可能性を信じてくださり、最後まで他学部を勧められることはありませんでした。面接指導をしてくださった上野先生ありがとうございました。丁寧な指導のおかげで計4回の面接を経験しましたがすべて手ごたえありありで終えることができました。指導の際に「中村くん、君は医師になってくれ」と言われたとき、僕は医師にならなければいけないと強く感じ、頑張ることができました。担任助手の先生方ありがとうございました。答案を提出するときや下校するときの何気ない「お疲れ様」の一言が僕たち受験生にとっては心のビタミンになります。ありがとうございました。
 そして、これから受験を迎える受験生の皆さんへ。親への感謝は忘れないでほしい。今皆さんが東進に通えているのはおそらく親のおかげです。僕は最初、泣きながら東進に通いたいとお願いしました。東進に通えているのを当たり前だと思わないでください。東進に通えている時点でだいぶ恵まれているとおもいます。どうかその恵まれた環境を最大限生かして、合格という恩返しをしてあげてください。不安や孤独を感じる事やお前じゃ無理と言われることもあるかもしれません。でも最後まで自分の才能、可能性を信じて俺ならできる、俺には俺が付いているそう思える自分を作り上げてください。今、目の前にある困難や苦しみは将来幸せをかみしめるために必要な未来の自分からのプレゼントです。最高の環境で精一杯取り組み志望校合格を勝ち取ってください。応援してます!