2025年合格速報 ㊗筑波大学社会・国際学群国際総合学類 現役合格!

 私は高校入学と同時に東進へ入校しました。その理由は、周りのクラスメイトの多くが入校しているから、という単純なものでしたが、今思えばこれは意外にも重要な意味を持っていました。というのも、友達の頑張りを目視できることで、自分も頑張らなきゃ、という気持ちが湧き、また模試の時でも、休み時間に話し合える人がいるというのは大きな心の支えとなります。受験は団体戦であるという主張に異を唱える人もいますが、周りの存在が、自分は一人ではないということに気づかせてくれる点では、団体戦としての性格を強く持っていると、私は実感しました。

 最初の二年間、私は東進で数学の講座のみを取っていました。これは、わたしが以前から数学が苦手であり、高校の早い進度の授業に後れを取らないように対策をしたかったからです。この講座による先取り学習のおかげで、私は高校の数学の授業を苦に感じることなく最後までこなすことができました。そして、得意教科は自分の力で勉強を進めましたが、このとき、東進の教室が自習室として大いに役立ちました。前述したとおり、東進では目標に向かって頑張る意志を持った子が集まってくるので、勉強の意欲を最大限に高めてくれる空間が、そこにはあります。家で集中できないという方は、東進に来て課題やテスト勉強に励むことを習慣化するとよいでしょう。

 その後、3年生の1学期は、苦手だった古文や点数の安定しなかった現代文を得点源にするべく、吉野敬介先生の的中パワーアップ古文と、言わずと知れた林修先生の共通テスト対策現代文の講座を取りました。国語は、文理選択に関係なく受験の礎となる科目であり、特に古典分野に関しては、文法や単語など暗記要素が強いゆえに勉強量が点数に直結しやすいです。また、当然のことですが、入試の現代文は普段の読書や学校の定期考査とはわけが違います。そのため、昔から国語は得意だった、などと高をくくらずに、出題傾向を把握したうえで、しっかりと演習を重ねていくことが大切です。私はこれらの国語の講座が、私のその後の国語の点数に大きな影響を与えたと、身にしみて感じています。

 そして、私は入試にて面接の試験もあったのですが、その際、東進での手厚い面接指導が大いに役立ちました。東進では、志望理由から大学入学後にやりたいことを一挙に紙に書きだして何度も推敲し、どのような質問にも答えられるよう、圧迫面接も想定した厳しい指導をしてくれました。そのほか、面接の際の礼儀や所作など、細かなところも丁寧に見てくださり、学校だけでは十分にできなかった面接指導を、最後までしてくれました。実際の試験は、出だしから(過去の合格者のデータでは1分とあったのに)20秒で志望理由を述べよ、という予期せぬ事態に見舞われるなど、必ずしも順調に行ったとはいえないものでしたが、終わってから振り返ってみると、全体を通して東進での面接練習が活きたと強く実感しました。東進は一般選抜の方だけでなく、推薦入試の人にも、丁寧な指導を提供してくれるところです。

 ここで、私の失敗談から、みなさんに伝えたいことがあります。それは、準備は早めにするべし、ということです。私は、英検準1級の試験を受けようと思いつつ、それに向けた準備を何もしないまま3年生を迎えてしまいました。そこで1学期に焦りを感じた私は、S-CBT方式というもので6月に慌てて試験を申し込んだのですが、なんと申し込み後に試験日が高校の文化祭と被っていることに気づいたのです。前払いかつ返金なしだったため、私は親に無駄な大金を使わせる羽目になってしまいました。その後、9月に受け、幸い受かったものの、今度は英検の合格通知書が大学の出願ギリギリに届き、危うく出願に間に合わないところでした。結果オーライとはなりましたが、大学受験以外のことに時間を取られた、多忙で、心身ともに余裕のない受験期となってしまいました。資格を取ることや、本を読んで新たな視野を手に入れるといったことは、受験が近づくにつれ難しくなります。3年生、特に2学期以降は大学入試そのものに力を注げられるよう、受験を有利にするためのその他のことは、遅くとも3年の1学期までにけりをつけるべきです。この春3年生になる方は、その前の春休みをぜひ有効に使ってください。

 最後に、これから受験生になる全ての方に伝えたいことがあります。それは、周りへの感謝を忘れないようにすることです。受験の指導、サポートをしてくれる学校や塾の先生方、挫けたときに励ましてくれる友達、そして何より、その人たちなしでははなから受験など成り立たないであろう、金銭面・精神面などすべてにおいて支えてくれる、家族。多くの方は、大学進学と同時に、ここ上越市を離れることでしょう。だから、恥ずかしがらず、たまにでいいので、自分を取り囲む人に伝えてください。ただ一言、ありがとう、と。